【MySQL】さくらインターネットでMySQLをアップデートする【WordPress データベース接続確立エラー】
さくらインターネットの「データベースアップグレード機能」を使ってMySQL5.5から5.7へ上げてみたら、WordPressサイトのエラーで若干詰まってしまったので備忘録。
つまるところ、5.5と5.7を混在していて、パスワードが5.7のものが引き継がれてWordPressが「データベース接続確立エラー」になった話。
※サーバー周りの話なので作業は自己責任でお願いします。
Contents
アップデートは出来るならしておいた方が良い
近年、webアプリは目まぐるしい速さで進化していて、このバージョンが良いから、とか使いやすいから、のような理由で旧バージョンを使い続けていると、ベンダーがサポート終了して手詰まりになる可能性があるので、余程の理由が無い限り、個人的にはアップデートするべきだと思う。
MySQLのバージョンアップは表側には見えないので地味で面倒な印象も受けるかもしれないが、webサイトはこうした裏方の技術で成り立っている事を忘れてはいけない。
さくらインターネットからの「ご利用中データベースのMySQL5.7へ移行のお願い」
ご利用中データベースのMySQL5.7へ移行のお願い
平素より弊社サービスをご利用いただきありがとうございます。さくらインターネットカスタマーセンターです。現在さくらのレンタルサーバでご利用中のデータベースのMySQL5.7へ移行のお願いとなります。
2021年2月現在、MySQL5.5以下のデータベースは提供元からのサポートが終了しており、セキュリティに関する脆弱性が発見されてもサポートを受けられないソフトウェアです。
また、WordPress等のCMSの推奨バージョン環境も年々バージョンアップが早くなっており今後サービスを安全にご利用いただくため、最新の提供環境への移行を実施いただくことをお勧めいたします。
MySQL5.7では2020年10月にデータベース容量上限を緩和をいたしました。
これを機に移行をご検討下さい。
さくらインターネットでは「データベースアップグレード機能」というものがあるようで、色々調べてみたところ昔のようにエクスポートしてインポートして…のような手間が省けるみたい。
https://help.sakura.ad.jp/360000338402189/
早々に作業予約をして、MySQL5.5のDBをMySQL5.7環境へコピー作成。
このままだとまだ自サイトは5.5へ向いているので、WordPressのインストールディレクトリにあるwp-config.phpの
/** MySQL のホスト名 */ define('DB_HOST', 'mysqlxx.db.sakura.ne.jp');
を書き換えたら終了かと思ったらそうでもなかった。
データベース接続確立エラー、恐怖の白い画面である。
深呼吸の後、改めてさくらの「データベースアップグレード機能」のページを最初から見てみる。
既に5.7で運用しているサイトがあればDBパスワードも書き換える
前提条件の中に「アップグレード後のデータベースパスワードについて」とあり、「MySQL5.7を既に利用している」人は「MySQL5.7のパスワードが維持されます。※他のバージョンのパスワードは引き継がれません。」とある。
自分の場合、さくらインターネットがMySQL5.7を提供開始した後、一つサイトを作っていたのでMySQL5.7環境は今回新規で作られたわけでなかった。
5.5を使用しているサイトの「wp-config.php」を見てみると、5.5のパスワードが記述されているので、ここも修正して無事完了。
WordPressの5系以降だとサイトヘルス機能の情報からも確認が出来る。
速くなったのか?
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