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雑記。

突き抜ける瞬間

2021年9月18日 更新
Category雑記
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先日、前職である制作会社時代の上司に久しぶりに会った。
で、自分が退職したのちに入社して、フリーランスで独立するって人を連れて来たんだけど、
まだ20歳半ばで、話を聞いているとなんか若いって良いなって思って、ひそかにエール的な意味を踏まえて書こうと思う。

好きな事≒仕事は難しい?簡単?

自分は幸いなことに、好きな事(web制作・web担・紙系)で生計を建てられている方だと思う。
ただし、これは一番好きな事かというとそうでもない。多分三、四番目くらい。

たまたまPC好きで、比較的小さい頃からコンピューター(PC98とかWin95とか)が
ある家庭に育ったので、PC、ネットには何の抵抗も無かった。

大学に入ったものの、全然やりたいことでは無かったので中退して、なんとなくカフェと居酒屋でフリーターをやり、23,4の頃、とある企業に事務→web制作見習いみたいな形で職に就いた。
なので、特にスクールや専門に通うわけでもなく、完全独学+実務で色々覚えていった形になる。

この頃は自社サイトの更新・メンテが殆どで、
特に新しい何かを作る事もなく、ただルーチンのようにこなしていただけだった。
一つ二つ、作ったサイトはあったかな。
で、他会社に出向とかを経て、とある事情でいったん退職し、バーで働きだすんだけど、これが中々辛かった。

仕事の内容は問題無いんだけど、お酒が好きなのに目の前でお酒を飲む人の接客をするというのは想像以上に辛く、当時一番好きな事(この場合はお酒)を仕事にするのではなく、二番目・三番目辺りに好きな事を仕事にするべきなんだな、と考えた時期でもある。

で、またとある企業に復職して、制作関係を続けたんだけど、まだ大したことはやって無かった。
というか、この時期作ったものに関しては恐らく、今見返すと耳まで真っ赤になりそうな気がして怖い。

で、ある新規案件が降りてきて、一つ目の突き抜けた瞬間が訪れた。

20代はいくらでも無理が効いてた

内容としては
・200ページ近い、旅行会社のパンフレット。
・納期は約3か月、チームは約3名。
これはきつかった。
この案件のみに集中というわけにもいかないのと、客先打ち合わせも全て行い、制作も行い、且つInDesign案件は初めてで、アプリを立ち上げたこともなかったくらいなので文字通り会社に泊まり込みでやった覚えがある。
ほんと、あんまり家に帰らなかったような記憶。20代だから出来たんだろうなと。今思えば。
一晩寝ないなんて当たり前に出来たからね。
新しい事をやるのも楽しかったし、怖くも無かった。
今思えばゾッとするのは、自分が守りに入ってしまっているということなんだろうな、と。

さて、無事納品も終わり、某所にそのパンフレットが並び出した時は自分でも休みの日に確認しにいったりしてみた。

これは最初の突き抜ける瞬間だった。
「やるしかない、やればできる」を信じて文字通りそのまま突破した感じ。

今思い出しても爽快だね。

30代も前半は全然イケる

2回目の突き抜けた瞬間は、前の会社で試用期間が終わるころ、
デザイン案が採用されたときだった。
正社員登用が決まったこと、2案から自分の案が選ばれたこととで結構舞い上がった。今でも前述の案件と合わせて、この二案件の感覚は忘れない。

もちろん、他にも自分の中でドラマティックな案件はいっぱいある。
というよりも、思い入れが無い案件なんて存在しないし、どちらかというと、これは本当に申し訳ないのですが、勉強させてもらった感が強い(本来ならば家で勉強してこいって話)。

WordPress、EC-CUBE、html・js・css、adobeアプリ、サーバー、Word、Excel、Windowsショートカット、ビジネスマナーはホントに学ばせてもらったなと。
ありがとうございました。

無駄なことなんて何もない

どんなことでも、吸収して活かすのは自分次第。
成長を止めてしまったらそこで終わってしまう。
確かに自分は守りに入ってきてしまっているが、それでも新しい事に挑戦は続けようと思う。
若くして独立するなんて誰にでも出来ることではない。凄い事じゃないか。

無理をしろという事ではないが、若いうちは無理がきくと思う。
飲み込みも早いし、チャレンジだっていくらでも可能。
なんか、まとまりがなくなってしまったけど、頑張ってほしい。
と、上から目線になっちゃいましたが、ホント頑張ってほしいな。